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zoom RSS 第7日目 平山翁の下ネタ

<<   作成日時 : 2015/01/20 04:18  

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ぎっくり腰入院記(7)

 俺はなあ、故郷は鹿児島よ。
 鹿児島いうところは男尊女卑がすごい。風呂に入るのは男が先で女があと。子供に対してもそうよ。男の子の枕元は母親でも通らない。必ず足元の方を回るんだ。洗濯だって、男物と女物は一緒に洗わんのだぞ。
 そんなんで、俺はカミさんをクニからもらったんだ。なにも、威張っていたいからじゃあないが、やはり習わしとかが同じ方が結婚はうまくいくんだ。カミさんは本当に、俺のいうことに絶対に逆らわないんだよ。よく「はい、はい」と言いいよるけど、そのときは「返事は一度でいい」と一喝するんだ。男はこうでなくちゃあいけないよ。

 あんたらは『ヨバイ』って知っとるか。夜這いだよ、よばい。話ぐらいは知っとるだろう。俺の一級上の連中まではやっとるんよ。まあ聞いた話だけど。
 まず入り込む場所に、このくらいの一抱えほどある大きさの水瓶を置いとくんだ。昔はそれ、水道なんてないから、井戸水を汲み置きする水瓶が、どのウチにもあったんだよ。えっ、何故かってのは、オイオイ判る。
 それから雨戸に小便を音がしないようにソッと掛ける。これは開けるときに雨戸を滑らかに動かそうというこっちゃ。
 潜り込んだら、その頃はパジャマじゃあなくてネマキだから、これを剥すのは簡単だ。しかしその次のズロースは性急に脱がしたらいけない。そんなことしたら相手に気が付かれて、起きられて万事休すだ。そうだよ、昔はパンティではなくズロースと云ったんだ。その頃は履いてないんじゃあないかって。アホか、白木屋の火事は大正だよ、大正時代。俺の時分は戦争のちょっと前だから、どんな田舎でもズロースぐらい履いていたよ。
 それをだなあ、脱がすんではなくて、こういう風に摘んで、この先を鋏で切ってしまうんだ。そう、用意万端、鋏をわざわざ持って行くんだよ。
 そして出来た穴から入れちゃっうんだ。入ったら、こっちの勝ちだ。そこで相手が気が付くやろう。そしたら「お前がここで騒いだら誰が恥をかくか良く考えろ」と言い聞かすんだ。これで10人の内が9人までは観念してなすがままになる。
 しかし、1人ぐらいはこの呪文が利かないで、騒がれる。その時は一目散に逃げるんだけど、さっきの水瓶を飛び越して行くんだ。その後から親御さんが追いかけて来るんだけど、暗くて水瓶を知らないから、ぶつかってさらに慌てる。それで、こっちは首尾よく逃げられると云うこっちゃ。
 えっ、ハラマんかって。そうだなあ、ここの足りない奴の場合はそういうことが、よくあったようだなあ。
 そうそう、アホな奴が居ってな。忍んで入ったところが間違えて親御さんの部屋。とっつかまってえらい目にあったちゅうことだ。何でもやる前には下調べ・・・・・・段取りが大事ということや。
 『鷹の爪』を知ってるか、トンガラシ。これの実をアソコに突っ込んでな、そっと様子を見ているんだ。暫くすると痒くなって掻き始めるわなあ。そのうち、たまらなくなって起き上がる。そのうち井戸のところへ行ってピチャピチャ洗い始めるんだ。そしたらみんなで「わぁー」と喚声上げてはやし立てて、逃げるんさ。なにっ、「何が面白いんだ」って。相手は男やでぇ。
 新聞紙に、こいつをマブしてな、便所紙とスリ替えとくんだ。知らんか、昔はトイレットペーパーなんか売ってなくって、みんなこれで済ましたもんよ。よく揉んで使うんだが、鷹の爪は唐辛子と違って赤くはないから目立たない。それを知らないで使うと、これはもうタマらんで。
 実は、俺もやられたんだけどな。

1992-02-29/2015-01-20

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